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中国国内では書店取り締まりが厳しくなるなか、国外では中国書店が増えています

アメリカAP通信11/19

中国では、政府による反対意見や表現の自由の取り締まりに巻き込まれ、独立系書店の存続が危うくなっています。


調査では、世界第2位の経済大国中国では、過去数カ月間で少なくとも12の書店が閉鎖、または閉鎖の対象となり、すでに厳しい報道の自由の空間がさらに圧迫されています。ある書店のオーナーは4カ月以上前に逮捕されました。

中国当局が警戒しているのは、書籍の内容だけではなく、多くのコミュニティでは、書店は批判的思考が奨励される文化の中心地であり、会話は政治や当局が歓迎しない他の話題に及ぶこともあるからです。


この取り締まりは中国の出版業界に萎縮効果をもたらしています。

中国では書店の多くは国営です。個人経営の独立系書店は複雑な規則で管理されており、厳しい管理がさらに厳しく取り締まられているといます。印刷所や露天商も、国家ポルノ・違法出版取締局によって政府のより厳しい検査に直面しています。

一方、中国国内の規制強化と海外の中国人コミュニティの拡大により、近年、日本、フランス、オランダ、米国の他の地域にも中国書店が出現しているのです。


台湾とタイの書店「Nowhere」の創業者、張潔平氏は、新型コロナウイルス感染症パンデミック後に中国を離れた移民からの本の需要が高まっているといいます。「書店利用者はただ流暢な英語や日本語を話して溶け込みたいのではなく、文化的な自立を望んでいるのです」「彼らはもっとコミュニティスペースを望んでいます。必ずしも書店である必要はなく、ギャラリーやレストランなどどんな形式でも構いません。ここでは当局からの圧力はないのです」