1969年8月15日から18日の40万人以上の人々が集まったウッドストックコンサートは、歴史に残る野外ロックフェスティバルでした
ウッドストックコンサートでは大勢の人がメイン ステージから少し離れたところにそびえ立つ赤いカエデの木の前に立ち止まりまり、多くの人が紙切れやボール紙にメッセージを走り書きし、古い木の幹に貼り付けたのです
スマホやSNSがなかった時代、インフォメーションブースのそばに立っていた高さ18メートルの赤いカエデの木は、フェスティバルに集まった人々の交流の場となっていました
時代を象徴するウッドストックの伝説は、ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンといった大物アーティストだけでなく、ステージ前の泥だらけの丘の中腹にぎっしりと詰めかけた大勢の至福の人々からも生まれたのです。
ウッドストックから55年後、メッセージツリーは、老朽化で木の健康状態と安全上の懸念から、水曜日の雨天の下で伐採されました
この有名なコンサート会場の所有者は生きたシンボルを失うことをためらっていました
長年この場所を運営してきたベテル・ウッズは、回収可能な木材を使った芸術作品の制作案を募集している。それらの作品は来年、美術館で展示される予定だそうです。この場所には、メッセージ・ツリーの接ぎ木で作られた苗木もいくつかあるそうです